シートン先生とユリの花
シートン動物病院の待合室や診察室にはいつもユリや、たくさんのお花が飾られています。
真っ白なカサブランカや、 赤いルレーブなどの 大きなユリのお花がとてもいい香りで、 診察をお待ちいただいている患者さんたちにも好評をいただいております。
(このたくさんの新鮮なユリのお花は 雪深い岩手県、雫石から直送で送っていただいています。)
実はシートン先生は、ごつい体に似合わず お花が大好き!!!
特に香りのいいユリの花と、かわいいチューリップと、 ピンクのバラの花が大好きなのです。 ですからお花があると、先生はいつもニコニコご機嫌です。
お花が届いた日には 深夜に最終の診察が終わったあとも、しばらくそのまま診察室から出てきません。 先生は何をしているのかな?と、そっと私がのぞいたことがあるのですが。。。
シートン先生はいくつもの籠に生けられたお花にお水をあげながら、ぼそぼそとお花とお話しているではありませんか!!誰もいなくなった診察室で、シートン先生がよく動物たちとお話しているのは知っていましたが、お花とまで会話しているのは、さすがに誰も知りませんでした!!
あるときに、私が聞きました。
「先生の声は、お花に聞こえるのでしょうか?」
シートン先生は恥ずかしそうに、
「動物に話しかけると反応するように、花や植物だって、きっと反応してくれていると思うよ。 その証拠に、水の吸い上げがいいのだよ。
お花の香りも、より香るようだし、 つぼみもよく開くようだよ。」
と、話してくれました。
私たちスタッフも全員お花が好きですが、 そこまでは気がつきませんでした。
さすがシートン先生!!
というわけで、 私たちがお水をあげるときもニコニコと話かけながら、お水をあげるようにしています。
気のせいか、 水揚げがいいように感じている今日この頃です(笑)